井上摩耶詩集
『闇の炎』
1976年生まれの作者は、時代の激動と個人的背景の中で、複雑な経験を重ねてきたようだ。第三詩集にあたる本作は、わかりやすい言葉でありながらいよいよ詩の深みに入って、屈折感の中にも伸びやかな生の声を響かせている。生活情景の中の現代女性のひとつの心のかたちが、いまを生きる人びとに切実に伝わることだろう。(佐相憲一栞解説文より)
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A5版/128頁/並製本 ISBN978-4-86435-193-5 C1092 ¥2000E |
定価:2,160円(税込) |
発売:2015年4月7日
【目次】
序詩 龍
第一章 連枝
希 望
帰り路
陽 炎
メガネ屋さん
新年に向かって
そして朝はきた
暖かい場所から
翼
連 枝
夜の虹
第二章 懐かしい香り
人肉だけは食うな
シェリー
西海岸一号線
夢へと誘う旋律
赤 子
こころ
あめ玉
繊細な器
ひかり
家 族
トライアングル
懐かしい香り
第三章 宇宙時間
夜中の海
傷あと
降ってもふっても
休息の後に幸せを
幸せは育てるもの
ぐわーん
手
深海の底から
ひとつどうぞ
買い物
こんな時は
歩く、歩む
宇宙時間
MAYAギャラリー
あとがき
略 歴