宮川達二
『海を越える翼』
戦争が終わって、労働運動や民主主義運動が盛んになり、世界友好と平和志向が盛り上がった頃、現代詩の世界でも盛んに読まれて復活した小熊秀雄の詩。いままた戦前に回帰するような不穏な空気がこの国を覆っている。小熊秀雄の詩がいよいよさらなる復活をとげて、切実に読まれるべき時代と言えよう。<佐相憲一(詩人・評論家)解説文より>
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四六判/並製本/384頁 ISBN978-4-86435-167-6 C1095 ¥2000E |
定価:2,160円(税込) |
発売:2014年9月18日
【目次】
序章 青年の美しさ
第一章 憧憬 焰に立つ青馬―憧憬のロシア―
第二章 彷徨 韃靼の海―樺太― カムイの光―旭川― 都会の飢餓―東京―
第三章 邂逅 心の虹―歌人・齋藤史― 巡り会う人々―二人の女流文学者―
第四章 群像 詩人群像 1・2 ―小熊秀雄と詩人たち― 芸術家群像―小熊秀雄を巡る芸術家たち―
第五章 異国 海を越える翼―ロシアとアメリカの翻訳者―
最終章 航跡 若き僧侶と詩人の妻
小熊秀雄に捧げる詩 冬の光
巻末資料 小熊秀雄―人物・事項小辞典 小熊秀雄年譜 ほか