句集・歌集
『有山兎歩遺句集』
卑弥呼を愛し/馬を愛し/俳句を愛し/そしてなにより/妻を愛した/有山兎歩/畢生の遺句集/ここに成る/(松田ひろむ帯文より)
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四六判/184頁/上製本 ISBN978-4-86435-156-0 C1092 ¥2000E |
定価:2,160円(税込) |
発売:2014年4月4日
【目次】
序に代えて―愛すべき顔いろいろ 松田ひろむ
六根(二〇〇三―二〇〇七年)
卑弥呼(二〇〇八年)
色鉛筆(二〇〇九年)
妻の手(二〇一〇年)
額田王(二〇一一―二〇一二年)
絶唱(二〇一三年)
病床絶句(未発表)
追悼―兎歩さんへ 呉羽陽子
有山兎歩 略歴
<松田ひろむ推>
桜東風誰が誰呼ぶ卑弥呼かな
神獣鏡悩める卑弥呼菜種蒔く
村祭綿飴舐める卑弥呼いて
銅鐸を鳴らし田植の巫女の紅
阿修羅像右向け右はそぞろ寒
ソクラテス妻を愛して毛虫焼く
病窓や監獄ロック春帽子
点滴の速度数えて梅を待つ