コールサックシリーズ

五十嵐幸雄エッセイ集
『ビジネスマンの余白』
三〇〇〇年(推定)の年輪を重ねた、神の如くに見える「紀元杉」の下に佇んで感じたことは、大自然に対する畏怖を受け入れ、自らの人生に謙虚さを覚えないわけにはいかなかったことである。

(Ⅲ章「巨樹巡礼の旅 ―屋久島の紀元杉を訪ねて」より)
栞解説:鈴木比佐雄
A5判/352頁/上製本
定価:2,160円(税込)

解説文はこちら

bijinesuman

発売:2010年7月29日



【目次】


Ⅰ章 ビジネスマンの余白

師走の美術鑑賞
敬愛なるベートーヴェン ―映画鑑賞 
国立新美術館見学 
化粧について 
この星の叫び 
鎌倉妙本寺 ―悲劇の舞台を訪ねて 
地球温暖化について ―人間にできることは何か 
百円ショップ事情 
遠山正瑛博士の挑戦 
徒然草にみる人間の寿命について 
夏の終わりに ―脇田美術館 
源氏物語の一〇〇〇年 ―あこがれの王朝ロマン 
幕を閉じる疾走の輝き ―東京国際女子マラソン 
山里に戻ったオナガ 
二〇〇九年の三が日 
百人一首について 
民話 磐梯山の「足長手長」 
春眠暁を覚えず 
桜桃忌に記す 
懐かしの歌声喫茶 
酒の肴一品 ―会津の郷土料理 
蔵書との別れ 


Ⅱ章 ビジネス界の精神風土

他山の石 ―企業倫理が問われる 
「美しい国、日本」について ―安倍政権の誕生
日本人が大事にすべきもの
労いの挨拶 ―敬語について
大人気ないこと
GDPは幸せの指標か
未来に向けて ―勤務先の創業一〇〇周年に思う 
ふるさと納税について
裁判員制度について
マイ・カンパニーの悲劇か 
生徒の学力低下に思う 
五月病に思うこと 
指導者の心得 
人生訓一五選 ―徒然草より 
静岡県立美術館を訪ねて
ビジネスマンの品格
歴史的政権交代 
一遇雑話


Ⅲ章 ビジネスマンの忙中閑紀行

陸奥の桜を訪ねて ―二〇〇六年の桜紀行
『坊ちゃん』一世紀 
大和ミュージアム ―海事歴史科学館見学記
西安の都を訪ねて ―合弁会社設立調印と兵馬俑見学 
ヴェネツィア・フィレンツェ・ローマ紀行 
弘前・松前・五稜郭公園への旅 ―二〇〇七年の桜紀行 
春をまつ古都 ―東大寺二月堂修二会 
桜散る歌 ―二〇〇八年の桜 
深秋のロマンチック街道紀行
古寺巡礼 ―早春の京都を訪ねて 
高遠桜花舞軟風 ―二〇〇九年の桜紀行 
韓国の高速鉄道事情 315
巨樹巡礼の旅 ―屋久島の紀元杉を訪ねて 
愛しき日々の城址桜 ―二〇一〇年桜紀行
悠々閑々吹く風まかせ ―御殿場線の車窓の旅


あとがき  
略歴 


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