田島廣子詩集
『くらしと命』
大阪に暮らすベテラン看護師がつかんだ人間の声。
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社会の貧困に立ち向かう草の根の生きたふれあい。
心のぬくもりが切実に響く。
伝えずにはいられない、命の詩集。
(帯文より)
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栞解説:佐相憲一 |
A5判/128頁/ソフトカバー ISBN978-4-86435-107-2 C1092 ¥2000E |
定価:2,160円(税込) |
発売:2013年5月23日
【目次】
第一章 大阪にて
わらい
旅立ち
まわりで
釜ヶ崎で生きる人達
不景気続きの中で
満員電車
若者よ殺すな殺されるな
猫のいる家
太陽に乗った猫
第二章 病院にて
点 滴
入浴日
脳外科内科診療所
透析病棟の患者達
痴呆病棟
認知症
血糖測定
病室の声
忘れてはいけないこと
第三章 家族と私
死ぬときは石垣島で
夕 日
父母の墓参り
心の中のお母さん
ふたりの母
娘の誕生
直人 ありがとう
直行
孫 隆一郎へ
六十一歳
六十四歳
万里の長城
子どものような猫
あとがき
略 歴
【詩篇紹介】
わらい
虹のかなたに
しあわせな人が住むという
それはモナリザのほほえみのように
朝陽に輝いている
たろうかじゃの笑いもいいが
心が豊かになるような笑いが
白衣のポケットからこぼれるような
しあわせが瞳からあふれるような
花の種がはじけこぼれるような
そんな すてきな笑いが
耳をすましてごらん
ほら 聞こえはしないかい