北村愛子詩集
『今日という日』
障害者の水泳教室に入ったら/なんと/教えてくれる先生が/右膝から下が義足だった/逞しく泳ぐ姿に/勇気をもらった/おいらもやってやるぜ!/と心で叫んだ
(帯文:「今日という日」より)
A5判/176頁/ソフトカバー |
定価:2,160円(税込) |
発売:2010年3月2日
【目次】
Ⅰ わすれないで
はじめて背負った三貫目 10
わすれないで 13
おしるこ 16
援 農 19
お仏壇 22
平和への祈り 24
花やしきかなあ 29
Ⅱ われもこう
ツユクサ 36
八重桜 38
がくあじさい 40
イタドリ 43
「われもこう」 46
シャコバサボテン 49
ピラカンサ 52
にしきぎ 54
つわぶき 56
Ⅲ 人生の味
伝えたい 60
ビーフステーキ 64
わたしのお免状 66
人生の味 68
体にしみついてとまらない 71
義母への手紙 74
雨 蛙 76
神様もう一度 79
食 事 82
Ⅳ どうせ生きるなら
かすかな光でも 86
私の療養日記 90
南天の木よ 98
いのちのきらめき 100
気がついてみれば 103
えっちらさ おっちらさ 106
春枝さんのこと 109
冬の日に 112
Ⅴ 今日という日
今日という日 118
プールデビュー 121
水中ウォーキングをはじめる 124
失ったものと得たものと 127
傷 跡 130
わたしもぷーわり浮いている 134
義足の人 136
安藤さんの水中ウォーキング 139
イルカくんに励まされて 142
森田さんという人 146
あなたをみつめて 151
どうせ生きるなら 154
つんつるてん 158
介護にかかわり思うこと ―家族介護教室にて発表― 162
あとがき 172
略 歴 174
【詩を紹介】
今日という日
障害者の水泳教室に入ったら
なんと
教えてくれる先生が
右膝から下が義足だった
逞しく泳ぐ姿に
勇気をもらった
おいらもやってやるぜ!
と心で叫んだ