貝塚津音魚詩集
『魂の緒』
那須連峰地続きの風土にあって、/結(ゆい)の連帯と母の化身の雪虫・雪蛍の舞姿があたたかい。/この詩集の詩群は心の在所を/私たちに示しながら呼吸している。
(帯文 山本十四尾 より)
栞解説文:鈴木比佐雄 |
A5判/128頁/上製本 |
定価:2,160円(税込) |
発売:2009年8月8日
【目次】
第一章 雪 虫
雷 鳴 10
里の雪蛍 14
木 霊 16
食べる 18
白い紫陽花 20
母ひとり 22
母の針 24
初冬の蟷螂 26
魂のメッセージ 28
西の空に星ふたつ 30
最 期 32
母の雪虫 34
母を語る男 36
一陣の風 38
母の唄 42
雪 虫 46
第二章 結
結 Ⅰ 50
焼酎を飲む父 52
男一人 54
おやじの軽い弁当 56
教える 60
まるいちゃぶ台 62
蝉 64
蛙 66
結 Ⅱ 68
里山は 72
派遣社員 74
夏に燃え尽きた命 78
空 80
トマトの匂い 82
紙芝居 84
彷 徨 86
第三章 団塊列車
団塊列車 90
孤 独 92
野崎村縄文式住居跡にて 94
白鳥たち 96
金丸原飛行場周辺の空襲 98
東京紅蓮地獄 102
ドームの影永くして 106
第四章 鐘
美しい朝に 112
ポーランドの風に吹かれて 114
悲しくて 116
運命の二人 118
神 慮 120
草原の風 122
あとがき 126