酒井力詩集
『白い記憶』
父はどこに記憶をしまっていたのだろう/淀みなく正確に/日時まで入れて淡々と語り/私はそれを書き取っていく
(詩「白い記憶」より)
栞解説文:鈴木比佐雄 |
A5判/128頁/上製本 |
定価:2,160円(税込) |
発売:2007年11月11日
【目次】
白い記憶 10/母 16/兄 22/旅 28/捨てる 32/時間 36/友 38/肖像画 40
第Ⅱ章 離愁の朝
寄生木 46/墓標 50/浅間そして小諸 52/峠路 54/離愁の朝 58/黒い石 62
灰降りそそぐ 66/九月 70/便り 74/詩人の魂 78
第Ⅲ章 茂兵衛と蛙
「あっ」と声を 82/都会 86/風 90/岩の中 94/縊死した男 98/光 106/闇と光と 110
遠くマゼラン星雲の彼方へ 114/消滅 118
あとがき 123