コールサックシリーズ

高橋郁男
『渚と修羅』
高橋郁男さんは「天声人語」を書いた名コラムニスト。
東北の浜辺の町や大川小学校の被災を目の当たりにし、宮沢賢治の「本当の幸福」や「デクノボー精神」から、原発事故を引き起こした現代文明の「慢」を問い質す。



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解説:鈴木比佐雄
四六判/224頁/ソフトカバー ISBN978-4-86435-103-4 C1095 ¥1500E
定価:1,620円(税込)

高橋郁男『渚と修羅』

発売:2013年3月25日



【目次】

Ⅰ その時 

Ⅱ 被災地へ 

  仙台・荒浜海岸 
  石巻・大川小学校 
  福島・原発の方へ 

Ⅲ 原発の来た道

  電気の世紀と賢治の青春 
  戦争と原爆と「神の領域」 

Ⅳ 原発破綻への道

  さまざまな死角と「四次元災害」 
  「開発」という誘惑 
  死角への挑戦 
  高木仁三郎と賢治 

Ⅴ 脱原発への道

  原発には「地元」という限定は無い

Ⅵ 津波と堤防

  三陸・田老の長堤から 
  賢治と三陸海岸 

Ⅶ 賢治という「翼」

  「雨ニモマケズ」に乗って 
  賢治と朔太郎 

Ⅷ 賢治と東京、東北

  東京への憧れ、驚き、違和 
  「東日本大震災」か「東北日本大震災」か 
  「東京大震災」への視点 

Ⅸ 賢治の「伝言」

  花巻の方へ 
  時を共にするということ 

Ⅹ 「時の渚」へ

  犠牲と英雄と「銀河鉄道の夜」 
  新しい波を生みだす渚 

Ⅺ 年が明けて

Ⅻ 3・11ふたたび

XⅢ 再稼働と賢治の「慢」

「後書き」に代えて   高橋 郁男 
引用、参考図書などについて

解説  賢治の「翼」を「未来に向けて書き記す」人  鈴木 比佐雄  


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