コールサックシリーズ

アンソロジー詩集
『脱原発・自然エネルギー218人詩集』(日本語・英語 合体版)

「アウシュヴィッツ以後、詩を書くことは野蛮である」とアドルノは言いました。

ぼくはこう言い替えたい、
「フクシマのあとに声を発しないことは野蛮である」と。

帯文:坂本龍一
  2011年10月22日 オックスフォード、ハートフォードカレッジ チャペル でのスピーチより 



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編者:鈴木比佐雄・若松丈太郎、矢口以文、鈴木文子、御庄博実、佐相憲一   翻訳:郡山直、矢口以文、木村淳子、結城文、                     島田桂子、棚瀬江里哉、沢辺祐子
A5判/624頁/ソフトカバー ISBN978-4-86435-076-1 C1092 ¥3000E
定価:3,240円(税込)

アンソロジー詩集『脱原発・自然エネルギー218人詩集』

発売:2012年7月19日

アンソロジー詩集『脱原発・自然エネルギー218人詩集』英語版カバー



【目次】

序文 坂本龍一                                     

第一章 予知されていた悲劇  

ななお さかき 蛙合戦 
高良留美子 産 む 
武内辰郎 声をあげよ 
鈴木文子 夏を送る夜に 
くにさだきみ 森の噂 
朝香進一 プルトニウム社会の幕開け 
黛元男 幻の原子炉 
若松丈太郎 連詩 かなしみの土地  6 神隠しされた街  
福田万里子 危険物埋蔵地 
柳生じゅん子 トンネル
武藤ゆかり 換 気/粉 
鈴木比佐雄 シュラウドからの手紙 
矢口以文 女川町のおばあちゃんの話 
腰原哲朗 卵塔の海へ 
大塚欽一 河 豚 
宇宿一成 壁 
黒羽英二 火を奪えば 
大泉その枝 積 鬼 
ゲーリー・スナイダー 夜話 

第二章 繰り返された過ち  

ゲーリー・スナイダー 原爆の夜明け 
御庄博実 何をしたらよいですか? 
小松弘愛 アインシュタインの声 
黒田えみ それは八月のヒロシマから始まった 
長津功三良 三年六組 
上田由美子 繰り返された過ち 
こまつかん 指から始まった 
志田昌教 ヘレン・ケラーのゆびさき 
日高のぼる 棄 民 
塚本月江 負け戦 
谷崎眞澄 神話の推移 
植村初子 十五歳のマーチ 
川奈静 トマトのように/流浪の民 
森徳治 プルトニウム 
結城文 最後の火 
平原比呂子 フクシマとアボリジニ 
河野洋子 原発はもう要らない 
仁科龍 文明の幻国/大河の一滴 
秋山泰則 全てをかえせ 
森三紗 雨が降るたびに 
デイヴィッド・クリーガー サダコと尺八/教 訓/うぬぼれの国 
テレシンカ・ぺレイラ 悲しみの記念日 

第三章 メルトダウンを見つめて  

本多照幸 フクシマ 
石川逸子 チャーチロック&フクシマ 
松本一哉 原発事故と環境問題 
藤谷恵一郎 100万年の詐取/太陽の遺伝子 
原発子 職歴が止まった日 
髙嶋英夫 福島の森から 
牧葉りひろ 禁断の扉 
岡崎純 メルト・ダウン 
堀内利美 科学よ! 
松本高直 コンポジション・炉心溶融 
大河原巌 客観的な偶然 
片山ふく子 怪 物 
北村愛子 許してはならないと思うのだ 
昼間初美 フクシマ秘史 
貝塚津音魚 原発の責任を津波の所為にして 騙し続けて 
鳥巣郁美 福島の災禍は 
畑中暁来雄 原発伏せ字議事録
働淳 三池、そして福島 
金野清人 壊れた建屋 
杉本知政 あしたの歌を 
ゆきなかすみお 原発見学会 
原島里枝 終わらないnuclear accident 
鈴木悦子 ゆりかご/プロテスター 
山崎夏代 欲望の深奥に 
酒井力 里山汚染 
根津光代 性と理性 
木島章 飼い犬が見つめていた 
水月りら 千万ドルの夜景 
玉造修 東海村 
三井庄二 「生きものの記録」異聞 

第四章 悲しみの場所・福島  

若松丈太郎 逃げる 戻る 
わたなべえいこ 笑顔を再び 
斎藤久夫 通過するバス 
芳賀稔幸 ひろのはらまで 
室井大和 彷徨える牛
齋藤和子 飯舘村を越える 
みうらひろこ 省略させてはならない
根本昌幸 わが浪江町 
前田新 青い光のメッセージ 
鈴木洋 除 染 
長久保鐘多 アノ日アノ時、言葉までもが揺れたのだ
太田隆夫 いのちこそたから 
木戸多美子 桃源境 
天野行雄 風とサンダル
齋藤貢 思うに、希望とは 
大久保せつ子 故郷へ 
うおずみ千尋 魂が駈ける場所 
芳賀章内 青の胎動 

第五章 被曝した子供たちの未来  

中村純 新しい人たちに 
彼末れい子 乳 歯 
清岳こう 休み時間 
鈴木比佐雄〈本当は大人たちは予想がついていたんじゃない〉 
淺山泰美 うつくしい未来 
安永圭子 まだまにあうのなら 
伊藤眞理子 杞 憂 
岡田忠昭 もう少し 
井上優 剣 1/剣 2 
瀬野とし 漲 る 
司由衣 逃げあぐねて 
篠崎道子 プロローグ 
池田尚子 篠笛の音 
山下静男 芋づるは元気 
高畑耕治 こころを込めて 
木塚康成 洗 う 
田中作子 少 年 
熊井三郎 ほら そこに 
宮城ま咲 捨てたくないよ 
北原亜稀人 鼓 動 
奥主榮 怖れを忘れていた頃に 
野いちご大福 樹 
亜久津歩 2012年、いつもの朝 

第六章 故郷に原発が存在する 

日下新介 泊原発にて 
若宮明彦 一億年続くかなしみはいらない 
斉藤征義 三陸鉄道北リアス線 
木村淳子 花盛りの桜が欲しい 
入谷寿一 みんなよい子 
石村柳三 亡霊をうんだ福島原発 
館路子 沖を望む(柏崎刈羽)海辺の異物 
山口修治 神無月の熱き日 
稲木信夫 四季のうちに 
なたとしこ 草や木や 風の 
徳沢愛子 この耐えられない迂闊 
酒井一吉 原発ツバメ 
田村のり子 冥界の貴方亭氏よ 
真田かずこ ほんとうは 
市川つた 絶滅と創造 
大村浩一 ステルス 
岡村直子 隠れ蓑 
山口賢 観念せい! 
高森保 原発もうご免どうするの
村永美和子 ひまわり/発泡スチロール 
小村忍 原発増設の闇 

第七章 脱原発の神話を  

黒川純 そのけなげな表情を/危険な神話 
崔龍源 ジャックと豆の木異聞 
田中詮三 村の告知板 
黒木なみ江 ノーモア原発 
植田文隆 命よりも 
水島睦枝 物 語 
正田吉男 海の女神へ
星清彦 未来への鍵 
相良蒼生夫 原発なかりせば 
鷲岡美雪 正 夢 
磐城葦彦 原発に用心 
大塚史朗 原発詩を書く 
山岡和範 わが家の庭は 
宇宿一成 卵 

第八章 海から聞こえてくる声  

高良留美子 その声はいまも 
井野口慧子 水の物語 
丸山由美子 海から見えたもの 
下村和子 聴乎無声 
東梅洋子 無 題/君へ 
渡辺めぐみ 再起動 
横田英子 甦るピアノ 
長瀬一夫 山茶花 
山内みゆき マリアさまへ 
岡三沙子 水仙よ!  
伊藤眞司 嵐のあと 
高橋一仁 法蓮華 
青柳晶子 秋のバラ 
佐藤惠子 赤城山のワカサギからも 
岡田惠美子 余剰のいのち 
一瀉千里 あきらめない勇気を 
武中義人 信ずる者の朝 
北村真 ひくく さらに ひくく 
杏 平太 私は太陽が好きだ 
鈴木文子 追悼 南相馬 
片桐ユズル 地震のあとで 津波のように 
佐相憲一 波音 Ⅹ  

第九章 太陽と地球からの訴状  

郡山直 太陽は人間に告げる 
児玉智江 渇いて行く地球 
佐藤文夫 からっぽの地球 
山本聖子 科学の子 
柴田三吉 わたしのマトリョーシカ 
苗村吉昭 国 王 
武西良和 濁りの池 
関中子 応急的な安全を選択してきたことについて 
香山雅代 青野原の選択のない時空を足裏にとらえて 
和田文雄 ああ陸奥にしあらましかば 
築山多門 空と大地の不在証明 
橘田活子 東北・バルトロメエフカ 
名古きよえ 炭焼き窯から出る煙 
青島洋子 文字のあわいで 
藤貫陽一 反比例の法則 
白糸雅樹 ボクラの選択 
萩尾滋 幻想組曲 「まるめろの念珠」 
片桐歩 地獄の火 
深谷武久 コンパス 
福本明美 芽吹き 
越路美代子 水のなか 
埋田昇二 太陽系第三惑星 奇跡 
吉田超 湧 水 
亜久津歩 前へ退く 
渡辺みえこ 見えない悪夢は静かに降り注いで 

第十章 人に優しい電気をつくるために  

青木みつお ドイツで 
くにさだきみ 除 染 
空色まゆ 電気をつくろう/だれ? 
山本龍生 二〇一一年夏の節電 
山本衞 大事なものは 
中村花木 せつでん 
白河左江子 東日本大震災 
吉田博子 耐えている目
和田攻 車屋のある風景 
中原かな 囲炉裏 
浅見洋子 エルベ川の寒さ 

第十一章 福島に寄せる海外詩人の詩篇  

ロッテ・クラマー ライン河の死 
ラファエル・ジーザス・ゴンザレズ 心を変える 
アリシア・サスキン・オウストライカー 大地の女神ガイアが話す 
ジェニエン・ホール・ゲエレイ セシウムは青く燃える
メアリイ・ブランカシオ 父の嘆き 
ジーン・ジャンツェン 津 波 
キム・スタフォード 鐘と炎 
ベッツイ・ショル カリフォルニアの朝 
スティー ブン・トスカー 福島で眠れない
カトリン・ゼグリッツ 1984年 
ライナー・H・ミヒャエル チェルノブイリ後20年の詩
イングリート・H・ドレーヴィング 妄 想
ダニエル・ツァーノ 自然にあるもの 
ベアト・ブレヒビュール われわれみんながフクシマ魔術師の弟子であり、そして何物もほかの人達に転嫁されない。  
尾内達也/ロミー・リー 連詩「福島」 
エリーザ・ビアジーニ 壁と葉 
アッズッラ・ダゴスティーノ 誰の土地を通って 
トンマーゾ・リーザ 『境界のレビス』と『周縁のレビス』より
ハルジェンドラ・チョードリー フクシマ詩片 
高 炯烈 光の都市を通過しながら 

解説・あとがき

解説1 若松丈太郎
 ここから踏みだすためには 
解説2 鈴木比佐雄
 果たさねばならない脱原発・自然エネルギーへの 道標となるために 
解説3 デイヴィッド・クリーガー チェルノブイリとフクシマから得た教訓
あとがき1 佐相憲一
 時代はすでに脱原発のはずである 
あとがき2 御庄博実 
 原発、再稼働を許すな 
あとがき3 鈴木文子
 書き続けよう「命が大事」と 
あとがき4 矢口以文  
あとがき5 郡山直
 一翻訳者の言葉 
あとがき6 木村淳子 
あとがき7 結城文 受け継ぎ 伝えてゆく命のために 

編 註


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