コールサックシリーズ

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董振華
『兜太を語る ―海程15人と共に』
金子兜太は戦後俳句のブルドーザーである。兜太により日本の風景は一新した。
――そんな修羅の現場を、同行(どうぎょう)した15人が懐かしく語る。
(筑紫磐井)

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跋文 安西 篤
A5判/352頁/上製本 ISBN978-4-86435-557-5 C0095
定価:2,200円(税込)

董振華 兜太を語る ―海程15人と共に

発売:2023年1月27日



目次

まえがき
第1章 山中葛子
「馬立句会」「炎星」「黒」「俳句評論」を経て「海程」創刊同人へ/自由且つ個性的に出発する海程/「海程」第一回全国大会に出席時の出来事/房総冨津ロッジで「海程勉強会」/句集に寄せる序文を通して兜太先生を語る/昭和六十年の「海程」名古屋全国大会/秩父俳句道場での兜太―句作に耽る純粋を学ぶ/皆子先生に寄り添って過ごした日々/兜太俳句の美しい魔性
山中葛子の兜太20句選/山中葛子略年譜

第2章 武田伸一
「氷原帯」「青年俳句」「風」「寒雷」を経て/金子兜太に蹤いていこうと思ったもう一つの理由/「海程」創刊後、印象的だったこと/秋田県現代俳句大会/〈人体冷えて東北白い花盛り〉句の誕生に立ち会う/実社会の中の三恩人/昭和四十九年六月に「海程」の事務を担当/「海程」の編集長になって/第二句集『出羽諸人』上梓に寄せる皆子先生の暖かい配慮/兜太句碑建立のお陰で全国を歩い
武田伸一の兜太20句選/武田伸一略年譜

第3章 塩野谷仁
「海程」に入会し、金子兜太に師事する/「海程」創刊の時代背景/「海程」とともに歩んできた道程/「海程」が同人誌から主宰誌へ/兜太から学んだこと/「遊牧」創刊の経緯/人生の求道者であった兜太
塩野谷仁の兜太20句選/塩野谷仁略年譜

第4章 若森京子
「水鳥」「渦」「花」を経て/金子兜太先生とお目にかかって「海程」に入会/秩父俳句道場に参加/海程賞の授賞式は「海程」革命の夜に/昭和五十年代の「海程」と私/十年間の比叡山勉強会/兜太先生と「海程」のおかげで今の私がある
若森京子の兜太20句選/若森京子略年譜

第5章 伊藤淳子
俳句を始めたきっかけ/金子先生と初めてお目にかかる/カルチャー俳句教室で最初の講義/金子先生にとってのカルチャー俳句教室の受講生/昼食は先生とサンドイッチやお寿司/アンソロジー『新遊羽』の出版/秩父俳句道場体験と「海程」入会/本屋さんに「海程」誌を持ってゆく/第一句集『春の葉っぱ』と第二句集『夏白波』/金子先生と海外吟行の旅/カルチャー教室一期生は今になって私だけ
伊藤淳子の兜太20句選/伊藤淳子略年譜

第6章 堀之内長一
「海程」の句会に初参加/「海程」新人賞と海程賞を受賞/「海程」に関わるあらゆるイベントを企画・運営/海童会の発足/「海程」は自由で居心地が良い場所
堀之内長一の兜太20句選/堀之内長一略年譜

第7章 水野真由美
よみうり高崎カルチャー俳句講座が面白くて、「海程」に投句/「海程」でも都はるみ/「高崎兜太句会」で学んだこと、そして「水脈の会」へ/兜太と群馬は縁が深い/私の感じた人間兜太/兜太俳句のここ!/最後の日々のこと、そして次世代へ
水野真由美の兜太20句選/水野真由美略年譜

第8章 石川青狼
「えぞにう」は私の俳句の産土/金子兜太に師事し「海程」に入会する/十和田湖錬句の会に有志と釧路から参加/記念講演と句碑の除幕式で金子先生が再び来道/『海程新鋭集・第二集石川青狼集一〇〇句』を発行/句集『幻日』の出版と宗左近賞受賞/北海道を詠う金子先生の名句選/原初の肉体の響き合う兜太俳句/金子先生を偲ぶ活動/金子先生から学んだもの
石川青狼の兜太20句選/石川青狼略年譜

第9章 松本勇二
兜太に師事し、「海程」に投句を始める/「海程」全国大会に連続して二十五年も参加/兜太師から学んだことと「海程」三賞受賞/私の好きな兜太師の俳句/心に残る師の言葉と「虎杖」復刊
松本勇二の兜太20句選/松本勇二略年譜

第10章 野﨑憲子
俳句を独学から兜太に師事し「海程」へ/「海程」秩父俳句道場にて/兜太師と「いのちの空間」/『アニミズムの眼』―兜太師と、空海と/「海程」香川句会を立ち上げる/兜太師の願い―俳句新時代へ
野﨑憲子の兜太20句選/野﨑憲子略年譜

第11章 柳生正名
「烏賊の俳句の人」との出会い/比叡山の「まっぴらごめんなすって」/ファンタジスタ兜太/風呂と餅肌と綺麗な手/日銀と兜太の烏賊/切字「た」の発見/世界文学としての多言語性と荒凡夫/「死なねえ」今を生きる/毛深い造型で詠む映像
柳生正名の兜太20句選/柳生正名略年譜

第12章 宮崎斗士
俳句を始めた頃のこと/金子先生との出会い、そして「海程」に入会/「海程」秩父俳句道場/金子先生の遺言/金子兜太とは何か/私の好きな金子兜太二十句鑑賞
宮崎斗士の兜太20句選/宮崎斗士略年譜

第13章 田中亜美
「朝日俳壇」へ投句開始/「海程」の東京例会に参加/兜太に師事と「海程」に入会/兜太の〈西洋〉と〈東洋〉/七五調の音律の大切さと造型俳句論/兜太俳句の鑑賞
田中亜美の兜太20句選/田中亜美略年譜

第14章 中内亮玄
「海程」入会、金子兜太に師事/「五七五の器」発言にみる、師の韻律/親鸞聖人と金子兜太/弟子一人も持たず候/金子兜太俳句の鑑賞/鑑賞一、不安な時代を生き抜く力/鑑賞二、いのちの俳句/鑑賞三、金子兜太のアニミズム/私にとっての「海程」/中国と中内亮玄
中内亮玄の兜太20句選/中内亮玄略年譜

第15章 岡崎万寿
政治家の余技として俳句を始め、「道標」を経て「海程」へ/若き日の金子兜太と古沢太穂の人間同士/兜太と中国の「漢俳」/人間として兜太先生から学んだこと―晩年の俳人兜太の希有な生き方/偶然の不思議な流れに乗って/兜太先生の手紙、その人間性と「金子兜太研究会」の発足
岡崎万寿の兜太20句選/岡崎万寿略年譜

董 振華 金子先生一家と私
金子兜太先生ご夫妻に出会い、師事する/「海程」同人となり、句集『年軽的足跡』と『出雲驛站』を刊行する/漢俳学会の創立/皆子先生のご逝去/金子先生から頂いた心に残る二つの言葉/二〇一一年の出来事/金子先生のお陰で、黒田杏子氏の知遇を得る/「兜太を語る」企画に着手した経緯
董振華の兜太20句選/董振華略年譜

跋文 安西 篤

あとがき



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