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佐藤勝太詩集
『名残の夢』
若者を戦闘へ駆り出し、庶民のささやかな楽しみを疎外し、感動の心を追いやるものを彼は拒否する。そして持ち前の誠実さとユーモアで生のかなしみ、出会いの喜びを見つめて、自然と人間のうたを大切にする。そんな佐藤勝太さんの詩世界は、複雑極まる苦悩の現代に、人生の夢を思い出させてくれる。(佐相憲一「解説文」より)
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解説文:佐相憲一 |
46判/192頁/並製本 ISBN978-4-86435-239-0 C1092 |
定価:2,200円(税込) |
発売:2015年2月18日
【目次】
一章 断 章
断 章
逝った人~杉山平一氏に~
無名詩
愛しき日々
何故だ
心を洗う
ことばの花火
身に沁みる書
あふれる挿架
独りの歌声で
黄昏の鐘
二章 戦争と平和
あの日の特攻隊員
あの日の笑顔
代理母の愛
忘れられない青春
開聞岳
パールハーバー記念館
戦艦ミズーリ号の戦後
予科練生の悲劇
七十年後の長崎
被爆七十年
平和になったが
まだ残る戦争の遺物
食糧難
躊躇う食卓
若者の戦中戦後
運命の桜
三章 掌 話
待つ
千年木を仰いで
散 歩
春の支援学校生
ある若者の独り言
老いの心根
散歩道のドラマ
病室の誕生日
ある男の心情
電車の中のパントマイム
ある甲子園児と亡き母
ある日の野球観戦
百 姓
世 界
世界の日本相撲
掌話(1)
掌話(2)
掌話(3)
掌話(4)
掌話(5)
四章 四季の散歩から
雑草の笑顔
老いを叱咤して
早春の川辺
川水の夢
梅の花
静かな工場街
残された生命
朝の散歩道
ヒガン花
秋
秋の日の午後
遥かな富士山
きょうの始まり
五章 日々生きて
私の日々
彷徨う日々
朦朧の日々
焦慮の日々
野心
狭くなる世間
未完の悔い
新しい風景
忘れられないふるさと
果て無いか人生
宿 命
腕 白
解 説
夢は真に生きることから生まれて残る
佐相憲一
あとがき
プロフィール