書籍一覧 新刊
伊谷たかや詩集
『またあした』
絶望を見続けてきた伊谷さんの言葉は、心優しくも社会に適応できないで絶望を感じている若者たちの心にきっと響くだろう。また伊谷さんの母のような子の才能を信じ子の幸せを願って生きておられる親御さんや支援者にも読んでもらいたいと願っている。(解説文:鈴木比佐雄 詩人・評論家)
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栞解説文:鈴木比佐雄 |
A5判/144頁/上製本 ISBN978-4-86435-149-2 C1092 ¥2000E |
定価:2,200円(税込) |
発売:2014年3月28日
序詩 小さな道
Ⅰ 小さな産声
暗闇の世界
小さな産声
小さな鼓動
宇宙の独楽
ちいさな花火
大きな風船
むこうのむこう
宇宙の意思よ
宇宙の彼方へ
愛の感触
青い海の奥
サーカスの終わり
旅立ちのライオン
人が見るもの
重 力
Ⅱ 夏の静けさ
あのあおを
夏の匂い
夏の夜空
夏の静けさ
丸い原っぱ
夏が咲いた
夏の閃光
夏の夕暮れ
夏が終わって
永遠の夏へ
夏の思い出
麦わら帽
Ⅲ 雪が降っている
透明な空
子 猫
そこに立っている
生き物なんだ
残り火
残 照
黒い雨の音
この街は疲れている
雪が降っている
東の海岸線
バベルの塔
見棄てられた者たちよ
僕たちは
モノクロ写真
命の傷痕
Ⅳ またあした
春の鉛筆画
ブリキのバス
蒸気機関車
死と生を想う
ひとり歩いた下り坂
真実とは何か
明日を歩く
まあるい
少し優しく
穢れの中で
鎧
開拓者
生きていくんだ
当たり前のこと
お空に色を描きましょう
またあした
友と出逢って
あとがき
略 歴
またあした
透き通るような青空を
虹色の風がそよぐよ
ライ麦畑を
真っ白な舟
青空を漂う
公園のベンチの上
おひさまは笑い
ぶらんこに乗れば
虹色の風が見える
ブリキのおもちゃ
歩いているよ
公園の砂場を
一番星がのぞき
月が歌えば
きょうは「またあした」